ほぼ隔週刊けんじけん

作曲家:川井憲次に関する最新情報を集めている憲次力研究所(けんじけん)のブログです。

オススメの曲 『コモーション〜ざわめき〜』再び(NHKスペシャル『未解決事件 File.02 オウム真理教』)

どうも、絶不調のももんがです。


4月28日の私の回で、NHKスペシャル『未解決事件』より『コモーション〜ざわめき〜』をオススメしました。さて、今回ですが……今回も『コモーション〜ざわめき〜』です!


何を隠そう、前回のブログを書いているとき、曲の後半から入ってくる楽器が何なのか、私には分からなかったのです。
「この音は何だろう、バイオリンかな? (超テキトー)」
「チェロかな?(たぶん)」
などという、やり取りが繰り広げられたことは、けんじけんメンバーだけの秘密だ!……のはずだったのですが。


実はそのとき、私は先行放送されたドラマを途中までしか観ていませんでした。
ブログを書き終えた後に、続きを観ていると『コモーション〜ざわめき〜』が流れ始め、「あ、やっぱり『File.01』の曲も流れるんだ」と思いましたが、なんかちょっと違います。


「チェロかな?(たぶん)」と教えて頂いた、まさにその部分がシンセっぽい音になっています。
「別バージョンが存在したのか!?」
と驚愕しつつ、特に支障はないので、そのままブログ更新。


月日は流れて、5月26、27日の本放送です。
第一部のドラマパート終了間際、問題の『コモーション〜ざわめき〜』が流れた場面。
え! えぇ!? またまたアレンジ違いの曲に差し替えられているではありませんか! 完成されていたドラマを、わざわざマイナーチェンジしてくるなんて、やるのぅ。
そしてそのまま第二部予告へ。本編と予告の間に、「未解決事件」のタイトルがチラッと入るところがカッコイイですね。


この曲を音楽単体で聴いたときの印象は、「派手さはないけど、じわ〜っと徐々にくるタイプだな」というものでした。4月28日のブログで熱心に語ったピアノは、曲の最初から最後まで一貫して鳴り続け、曲全体の中軸のような存在だと思います。
先行放送ドラマバージョンは、「チェロ(?)」部分がシンセっぽい音に変わっただけのようなので、全体の印象としてはほとんど変わりません。ただ、この音色にはビブラートがなくクールに聞こえる分、ピアノが感傷的に聞こえます。


しかし新たに確認したバージョンは初めから大幅に違います。
野太いストリングスで始まり、原曲で中軸になっていたピアノの代わりになっているようです。メロディが単純になって螺旋感(←4月28日のブログ参照)とは違う印象になっていますが、徐々に音程が高くなっていくのは同じで、少々ヒステリックに終ります。
そして極めつけは「チェロ(?)」部分がヴォーカリーズに変わっています。これがストリングスと合わさって、分厚く重々しい曲になっています。


ここら辺でどうも不安になってきたので、『File.01 グリコ・森永事件』を見返してみました。
……使われとります、ヴォーカリーズバージョン! しかも結構、インパクトのある使われ方です。


言い訳をします(宣言)。番組の放送後一ヶ月ほどが経ってからサントラ配信されていますから、番組内でどんな曲が流れたかは、すっかり記憶にございません状態であり、ましてやアレンジ違いの曲があったことなど気付く由もなかったのです。
やはりサントラを聴き込んでから再び映像を観みることで、劇伴の醍醐味が十二分に味わえるってものです。


オリジナル・サウンドトラック「NHKスペシャル『未解決事件』 - EP」で配信されているのは、メインテーマ『ラビリンス』を含めて六曲のみです。配信当時は「曲数が少なかったんだなー。だから『EP』なんだなー」「ネット配信は曲数が少なくても発売できるのがメリット。配信バンザイ!」などと考えていました。でも大間違いです。バージョン違いの曲を含めて配信されていない曲があるだけには止まらず、配信されている曲が番組で未使用だという情報もあります。
なんだかよく分かりませんが、出し惜しみはナシでお願いしたいです。いまだに『File.02 オウム真理教』で追加された曲も配信されていませんし。


番組の放送後、指名手配されていた元信者が逮捕され、真相解明への新たな一歩を踏み出しました。
だがしかし、NHKさん、サントラ配信問題が未解決ですよ!

NHKスペシャル『未解決事件』
オリジナル・サウンドトラック ダウンロード販売NHKスペシャル『未解決事件』 - EP