ほぼ隔週刊けんじけん

作曲家:川井憲次に関する最新情報を集めている憲次力研究所(けんじけん)のブログです。

川井憲次&若林和弘トークショー

今週は、ももんがさんの当番ですが、順番を変更してD-01がお送りします。
全国のももんがファンのみんな、ごめんよ!


16日に新宿バルト9で行なわれたトークショーに行って参りました!
トワノクオン第5章』上映後、司会者が登壇。
続いてLAZYの歌う主題歌をバックに川井憲次若林和弘の二人が現れる。
(自分の隣で風見鶏さんが「流す曲、違うだろ!」とツッコむ)


〜以下、大雑把な内容〜


――飯田馬之介監督とはどんな話をされましたか?
川井「1度だけファミレスで打ち合わせを。監督には『変な曲がいい』と言われました」
――どの辺りを「変」に?
川井「さりげなく、支障のない程度に。バックで鳴っている音が変とか、リズムが変とか」


――若林さんは音響面全般の責任者という認識でよろしいですか? キャスティングなどについてお伺いしたいのですが。
若林「クオン役の神谷浩史さんは普段テンションの高い役が多い方ですが、クオンは千年生きているので、教師が生徒に話すように、ゆっくり喋ってもらう様お願いしました。そんなクオンが唯一、生の感情をむき出しにする事柄があるのですが、それは第5章で明確に描かれていますね」
――前章辺りから三木眞一郎さんが上代をノリノリで演じられていますが。
若林「普段、役者の方には先のストーリーを伝えずに演じてもらうんです。でないとソコを目指して演技をされ、途中の葛藤などが嘘っぽくなってしまう。しかし上代は例外で。三木さんだけには『上代は裏で色々動いているから序盤は本心を隠しているんですよ』と予め説明を。でもそれを他の役者の方には絶対言わないでください、と念を押して。そうしないと呑みの席などで、つい喋っちゃったりしますからね」


――テレビシリーズだと色んな場面に使える様に曲を作り溜めておくことが多いですよね。今回は映画といっても1章1時間くらいですが、曲は画面に合わせて作られたのか、それともテレビに近い感じなのでしょうか?
川井「中間ですね。予め映像を……といっても絵コンテ状態のものですが、そういったものを頂けたので、ついピッタリ合わせて作ってしまったんですよ。そしたらワカが……」
若林「使いにくいぞ!」
川井「って、ダメ出しを。全ての曲を場面に合わせて作っていられないので、テレビみたいに流用もできる曲じゃないといけなくて」
若林「この曲はコッチの章でも使える感じに、とか調整しながら発注しました」
川井「だから本当に、映画とテレビの中間の作り方といった感じです。全てを一から作るわけではなく、流用もアリで」


――作曲の方法は色々ありますが、川井さんは「メロディーから」とか「リズムから」とか、どんな感じに作られるのでしょうか?
川井「作品によって違いますね。『クオン』の場合はメロディから作っていきました」


――お二人は多くの作品で組まれていますが、どんなやりとりを?
若林「曲のリストに各々のシチュエーションを書いて、おおまかな曲調と、イメージする楽器などを書いて発注します」
川井「あとはパラメーターが付いているんですよ。ここは悲しみ30%、弦を10%、みたいに」
――長年のコンビならではな感じですね。
川井「あのパラメーターは、ホント助かるんですよ。作ったあとで、もう一回パラメーターを見直して。あ、もうちょっと悲しみ足さなきゃ、みたいに」
――料理に似ていますね。レシピを見ながら近づけていく感じが。
川井「ホント、そんな感じです。カレー作った〜、おっとチキンカレーだったから鶏も足さなきゃ、みたいな」


――できあがった曲に、注文の意図と差異はありませんか?
若林「はい。注文通りの仕上がりですね。色んな作曲家の方が居ますが<ピー! 自主規制>(笑)」
――音響監督として若林さんとは組みやすいですか?
川井「とてもやりやすいですね。色んな音響監督の方が居ますけど<ピー! 自主規制>(笑)」
――今回は先ほど言われた様なダメ出しはどれくらいあったのでしょうか?
若林「さっき言ってたのくらいだよね?」
川井「そうですね」


――川井さんは今回の作品でお気に入りの曲などはありますか?
川井「第2章で神無月が子どもに浣腸されるシーンがあるんですが、アノなんとも言えない声が最高ですね。そこのシーンの曲は、つい気合い入れて作っちゃいました(笑)」
――飯田監督の言われた「変な感じに」?
川井「そうですね。絵をぶっ壊さない程度に、変な感じに(笑)」


――最後に若林さん、ひとことお願いします。
若林「ぶっちゃけ<ピー! 自主規制>! だから自分がここに来られたワケで。必ず<ピー! 自主規制>!」


――川井さん、最後にひとことお願いします。
川井「今回、飯田監督最後の作品ということで、あと1章で終わってしまうんですが、飯田監督のメッセージを最後まで楽しんでいただければと思います」


――本日はありがとうございました。