ほぼ隔週刊けんじけん

作曲家:川井憲次に関する最新情報を集めている憲次力研究所(けんじけん)のブログです。

『修羅 黒衣の反逆』のエンディング曲(仮)


レグルス@関西人です。今回オススメする曲は先週公開された中国映画『修羅 黒衣の反逆』のエンディング曲(仮)です。


映画本編は、中国の明朝を舞台にした殺人事件を巡るサスペンス。ドロドロの陰謀劇に加え、恋愛要素もあります。
そんな映画なので、エンディングもタイアップでなければ重厚なインストかと思いきや、歌もの。


イントロは、『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』のエンデイング曲『into the West』ばりの、ストリングスをバックにした哀しいバラードかと思わせて、にわかに激しい太鼓が入って来ます。
それもそのはず、歌詞を見れば、ラブソングではなく、剣客か刺客のことを謳った物騒なもの(^_^;)


さらに歌が進むと、なんと「コブシ」まで回して来るではありませんか! これには仰天しました。日本でも主題歌が演歌であるような映画以外では考えられません。歌っているのがアイドル的な人ではなく、本当に歌唱力のある人なのでしょう。川井さんの原点の1つ、演歌の引き出しが顔を覗かせたとも言えますね。
個人的には、歌ものは少々苦手。楽器の奏者が国内有数の方々でも、一部の例外を除くと、歌の歌唱力はそれに比肩するわけではない。というのがその原因の1つ。
ところが、本曲は一流の作曲家、一流の奏者、一流の歌手が見事に化学反応を起こしています。
川井節の魅力の1つ、スタッカートと中国語の発音の相性が良いのも加点要因。「ピンチャ〜ン♪(歌詞ではなく空耳です)」のところなんて特に良いですよね。


太鼓、ストリングス、歌声がハーモニーを奏でるクライマックスは、云わば「ひとり『百禽』」状態。川井さんの歌もの最高峰に並ぶ盛り上がりだと思います。


唯一にして最大の問題は、日本国内で本曲を入手できないこと(T_T)
映画サントラ、せめて本曲だけでも国内販売して下さいっ!