ほぼ隔週刊けんじけん

作曲家:川井憲次に関する最新情報を集めている憲次力研究所(けんじけん)のブログです。

オススメの作品『跋扈妖怪伝牙吉 第二部』

【作曲家・川井憲次の楽曲について、色々語ってみるブログ/第5回】

出演 : 原田龍二、田中美紀、中村愛美船木誠勝伊武雅刀(語り)
監督 : 服部大二

風見鶏です。
さて、今回オススメするのは、『跋扈妖怪伝牙吉 第二部』。
5月8日にインターFMにて放送された、SOUNDTRAX interzone「作曲家特集〜川井憲次」の中でサウンドトラックから「牙吉」「桔梗」「安寿」の3曲が流された記念! そこで、ここではサントラには収録されていない第二部を紹介いたします。


この作品は劇場公開された実写作品『跋扈妖怪伝牙吉』の続編で、DVD作品としてリリースされました。
劇場公開された第一部はサウンドトラックCDが発売されていますが、この第二部ではサウンドトラックCDの発売はされておらず、いくつかの曲は第二部DVDの本編でのみ聴くことが出来ます。


まず第一部を簡単に説明すると、故郷の村(犬神村)を人間に襲われ皆殺しにされた際に生き残った人狼「牙吉」が、帰るところも目指すところもなくさすらうお話です。その中で、平和に暮らそうとする妖怪たちの村や、そこで育てられた人間の子、その村を襲おうとしている人間たち、そして故郷を滅ぼした原因を作った牙吉の命を狙う、犬神村のもう一人の生き残り人狼「安寿」。こうしたキャラクターたちの葛藤、憎しみ、悲しみといったものが錯綜しながら展開していくドラマになっております。


妖怪ものとしては『さくや妖怪伝』にもつながるテイストの本作品、川井さんの音楽も重々しい太鼓のリズムが印象的なテーマ曲を始め、和風な感じもする笛や弦の音が交わった曲(中には陽気な曲もあります)が心に残ります。


さて、そこで今回オススメしたいその次の第二部なのですが、個人的には第二部というよりも、『牙吉外伝「桜丸、その男の生きざま」』みたいなサブタイトルをつけたくなる感じで、主人公牙吉よりも第二部ゲストキャラ桜丸の方がキャラが立っています。また、第一部では顔出し程度であった安寿もこの第二部では活躍します。主役の牙吉さんは微妙にさすらってて戦いに巻き込まれた(?)みたいなちょっと存在感薄め。
すごく練り込まれたストーリーとかではないので、過度な期待はせずに本編を観て(聴いて)みて下さい。


川井さんの音楽に関しては、テーマ曲は第一部と同じですが、端々に使われている曲にはこの第二部本編でしか聴くことが出来ないものがあります。
その中でも私がいちばんオススメしたいのが、クライマックスの戦いの最中に来る、安寿怒りの一撃「二連撃ブーメラン」のシーンで流れる、テーマ曲ベースのアレンジされた曲、ここが本作の「燃え!」ポイントです。(短い曲ですけれど)
私はこの曲を聴きたいがために第二部DVDを買ってしまいました♪


ただ惜しむらくは、これは第一部・第二部ともにそうなのですが、映像的に生身の殺陣のシーンなどはキレがあってよくできているのですけれど、肝心の妖怪の姿に変身してしまうと、着ぐるみショー的な感じになってしまい大事なところで盛り上がらないというのが残念なところです。
ですが、音楽的には盛り上がりあり、悲しさあり、楽しさあり、と楽しめます♪
ドラマの雰囲気を味わいつつ、どんどこリズム系や弦の旋律、笛の音色などの川井サウンドが好きな方にオススメです♪


ここで残念なお知らせですが、第一部のサントラが現在では入手が困難になっているようなのです。
ぜひ手に入れて聴いて欲しいところなのですが、こればかりはどうしようもなく……。

ただメインテーマ「牙吉」の一曲だけは、『K・PLEASURE Kenji Kawai BEST OF MOVIES』の2枚目に収録されていて、まだ探せば手に入りそうです。
Amazonさんではこの2枚目だけ在庫が無いようですが)
あと『K-PLEASURES~Kawai Kenji BEST OF MOVIES~CD-BOX』でも同じものが収録されていますので聴けます。
(こちらは他にも色々収録されているので、まだ持っていない方にはオススメです)


さて、けんじけんでは、皆様のご意見ご要望、ご感想やリクエスト(あるかな?)等々……大募集しておりますので、コメント欄や「けんじけん目安箱」(メールフォーム)などで、けんじけん宛に何かしらメッセージを送っていただけると嬉しく思います♪


それでは、次回「風見鶏のこで 雷鳴編」でお会いしましょう! <ウソ



         




これは第一部に付いている(と思われる)第二部予告。
(曲は第一部と同じテーマ曲「牙吉」)