けんじけんブログ

作曲家:川井憲次に関する最新情報を集めている憲次力研究所(けんじけん)のブログです。

「私と川井サウンドとの出会い」 風見鶏のこで 風雲編

はじめまして! けんじけんの隠れキャラ(?) 風見鶏のこで でございます。


「私と川井サウンドの出会い」<風見鶏のこで 風雲編>

はじまり、はじまり〜♪

〜川井サウンドに出会うまでの孤独な戦いの軌跡〜


時は戦国、東西に分かれた両軍はここ関ヶ原の地に陣を構え、西軍に組する島津隊はその数1500あまり、対する東軍はその数およそ38,000……

というのは冗談です。<(_ _)>


そもそも私と「サントラ」の出会いは、子供の頃に何故か親が借りてきてくれた『伝説巨神イデオン』(すぎやまこういち)のサウンドトラック2のレコードに始まります。
それ以前にもカセットテープにTVの『宇宙戦艦ヤマト』とか録音して聴いたりしていたのですが、このとき初めて世の中に「サウンドトラック」という名称の「聴きたかった音楽だけが入ったレコード」という素晴らしいものが存在する! と知ったのです。


その衝撃は計り知れず、以降そのレコードをカセットテープに録音したものを延々聴き続けるようになりました。
そして次は、自分のお小遣いでレコードを買う! というレベルに発展します。
初めて自分で買ったレコードは『聖戦士ダンバイン』(坪能克裕)のサントラ1枚目。


それ以降、お小遣いでチマチマとレコードを買い続けます。
それが『機動戦士Zガンダム』(三枝成彰)のサントラまで続き、『機動戦士ガンダムZZ』(三枝成彰)からCDに移行。
そこからはCDをせっせと買い続けます。(ちなみに当時の私はサントラ以外には一切興味ありませんでした)


そして出会いが!!


最初は学生時代の友人に『劇場版パトレイバー』(通称P1)を見せられた事から始まります。
当時、いまだに私はアニメーションの制作スタッフにまったく興味がなく、作品は常に「音楽が誰であるか」この一点だけで観ていました。
なので、この時自然と私の頭の中には「川井憲次」の名前が刻まれます。
(押井監督ではないところがミソ)
曲は「ヘヴィ・アーマー」「バベルの崩壊」「朝陽の中へ」の3曲がクリーンヒット!


そして件の友人は次に、私に実写映画『紅い眼鏡』のサントラCDを聴かせてくれました。(実はこの時本編映画は観ていません)
これがもう「メイン・タイトル」を聴いただけでホームラン! この時何故すぐに自分でCDを買わなかったのかが未だに理解できません。(笑)
おかげでその後10年近く探し求めることになろうとは……。


ここから私は虜のようになり「川井憲次」の名前を求めて作品をチェックするようになっていきます。


そして件の友人はさらに『御先祖様万々歳!』という作品を見せてくれるのです。
最初、なんだかよくわからないヘンなアニメだな……くらいにしか思わなかったのですけれど、エンディングの曲を聴いたらもう、これはたまらない!!


そこでまたしても件の友人は『御先祖様万々歳!』LDボックス特典のサントラCDを聴かせてくれるのです。

「出奔のテーマ」「駆け落ちのテーマ」「恫喝のテーマ」「一族再会のテーマ」「一家離散のテーマ」そして「道行きのテーマ」

その時の感動は今でも忘れられません。


そのCD(当時LDボックスを買えるお金がなかったので)はカセットテープに録音させてもらいひたすら聴き、その後ビデオテープに録音させてもらいひたすら聴き、さらにその後CD-Rに録音させてもらいひたすら聴き、さらに最後にはPCに録音させてもらい今でも聴き……


……こうして私はついに「足抜け不可」となったのでありました。


───めでたし。