ほぼ隔週刊けんじけん

作曲家:川井憲次に関する最新情報を集めている憲次力研究所(けんじけん)のブログです。

オススメの作品:『トワノクオン』第1章 泡沫の花弁

【作曲家・川井憲次の楽曲について、色々語ってみるブログ/第66回】


どうも、D-01っす。


先日、けんじけん4人で飯田馬之介監督の遺作『トワノクオン』第一章を見てきた。
飯田監督作品については、過去に他のメンバーが触れているので参照して欲しい。


【オススメの曲/飯田馬之介監督追悼〜『デビルマン 妖鳥死麗濡編』より『激突』】by.たか厨
http://d.hatena.ne.jp/kenjiken/20101205


【オススメの作品『おいら宇宙の探鉱夫』】by.風見鶏
http://d.hatena.ne.jp/kenjiken/20101129


飯田監督×若林音響監督×川井憲次という組み合わせは、『おいら宇宙の探鉱夫』『CBキャラワールド』『リフレイン』、そして今回の『トワノクオン』で4度目だ。
飯田監督のことを、お二人は「監督だから」ということで「カンちゃん」と呼んでいたという。
監督はその呼び名が気に入ったのか、『おいら宇宙の探鉱夫』の主題歌を作詞したときに「KAN CHAN」というペンネームを使用している。
そんな息ぴったりの三人だから、生み出す作品も素晴らしい。
今回の『トワノクオン』でもそのコンビネーションは健在だ。
飯田監督の意図を若林さんが汲み取り、川井さんに指示を出し、川井さんが形にする。
実際、映像を見ていて「来て欲しい」場面に「来て欲しい曲」がスッと入ってくる。
いや、それ以上のものが来る!


トワノクオン』で特筆すべきことは、「音楽のバランスがいい」ということ。
重厚でノリのいい戦闘曲、日常のポップな曲、そして癒しのオルゴール等、全体を通して各ジャンルの曲がバランスよく配置されている。
とくにオルゴールは劇中にキーアイテムとして登場するので、「これでもか!」というくらい何度も流れるのがイイ。
その中でも3度目に流れるときが白眉。
ピアノのバラードがバックに流れている中で、ヒロインが無造作にオルゴールを開くんだけど、その2つの曲がそこで融合するのね。
そして回想シーンがインサートされると同時に、オルゴールのメロディに合わせてストリングスが入ってくる!
「あぁ、これこそ劇伴の醍醐味だよね!」と、物語と音楽が一体となったシーンを堪能した。


このオルゴール曲は「失語症だったヒロインが過去に歌っていた曲」という設定。
そしてこの曲、シングルカットして発売されることが決定している。



あとは川井憲次といえば、やっぱりバトルサウンド
これがまたもう、メロメロですよ。
冒頭から「っしゃ!」って感じですよ。
曲を細かく分析するよりも、まず聴いて「っしゃ!!」と拳を握りしめる、そんな感じ。
この曲、後半の戦闘シーンでもう一度使われたり。
だから思わず耳コピしちゃいましたよ!(ファミコンアレンジだけどね!)
もう一曲、倉庫のシーンの戦闘曲がカッコ良かった。
これはね、サントラ出ないと泣くレベル。


トワノクオン』は全6章6ヶ月連続上映が決定しているので、みんなも是非、劇場で「っしゃ!!」を体験しよう!
「近くで上映してないよ!」って人は、8月にDVD&ブルーレイが出るので、それまで我慢して、自宅で「っしゃ!!」。
自分はこれから半年、この飯田×若林×川井「最期のコンビネーション」を堪能したいと思う。
(だから川元さん、作画がんばってね)