『バベルの崩壊 1999 VERSION』(『1999・PATLABOR the Movie "SOUND RENEWAL"』より)
夏コミにて新刊『謡 -UTA- サントラファンに謡を薦めるのは間違っているだろうか』ほか、けんじけんの本を手に取って下さった方、ありがとうございました。
レグルス@関西人です。
夏コミ応援シリーズ。
今回オススメする曲は、私の自己紹介がてらの初投稿(http://d.hatena.ne.jp/kenjiken/20130707)でもご紹介させて頂きましたが、『1999・PATLABOR the Movie "SOUND RENEWAL"』(以下、『1999』)から『バベルの崩壊 1999 VERSION』です。
ちなみに、今回はコーラスに焦点を絞っているので、曲自体の説明は先のブログをご覧下さい。
場面は、方舟が次々とパーツをパージされ、崩れ落ちて行くクライマックス。劇場公開版(サントラは『ORIGINAL SOUNDTRACK ALBUM PATLABOR VOL.5 “INQUEST”
』収録の曲)では非常に高音のストリングスかブラスっぽいシンセだったところに、女声コーラスが加わっています。
これが、オリジナル版よりも音的な広がり、スケール感、悲壮感をアップさせているんですよね〜。乱暴に言えば、より「映画的」になっているのです。
音の位置的にはストリングスが前面、真ん中に女声コーラス、背後にドラム、という感じでしょうか。その空間の広がりが素晴らしい。まさにジス・イズ・ザ・映画!
他の曲に関しては、身体に染み付いてしまったせいか、やっぱり劇場公開版が好きなのですが、この『バベルの崩壊』に限って、断然私は『1999』派。
DVDを買って初めて聴いた時からずっと、マイフェイバリット川井曲トップ3の一角を不動のものにしているのです。
1999/PATLABOR THE MOVIE SOUND RENEWAL 川井憲次 サントラ ダブリューイーエー・ジャパン 1998-12-10 |
機動警察パトレイバー メモリアル・コレクション・シリーズ PATLABOR ORIGINAL SOUNDTRACK ALBUM VOL.5“INQUEST” 川井憲次 サントラ 日本コロムビア 2006-03-01 |