『Ruins D99』(『Avalon』より)
レグルス@関西人です。
『Avalon』と言えば、あちこちで二次使用されているオープニング『log off』があまりにも有名ですが、今回私がオススメする曲は『Ruins D99』です。
中ボスともいえる巨大戦車ツィタデルと戦うシーンに使われています。劇中では効果音(SE)や台詞のためにあまり細部まで聴けないので、本編を観たら是非、サントラを聴いて欲しいところです。
ベース(ギターではなく、土台の意味)に、高音域で細かいピッチの電子音が流れていて、中盤以降は加工されたストリングス的な音色が加わります。時々、川井サウンド独特の「シャララン!」という楽器が入って来る、という曲構成になっています。
この曲最大の魅力は、全編を通して断続的に連打されるドラム(太鼓かティンパニ?)です。ただ速いだけではなく、各ブロックは短いながらも粗密のある変幻自在なリズムになっているんです。この毎回毎回違う「ダダダダダン!」というのが最高に気持ち良いんです。
単純な繰り返しのメロディやパーカッションに心を委ねる、という曲はよくありますが、この曲の場合、単純かと思いきや、ある種の裏切りのある構成が心地良い。一見矛盾するようですが、聴いてみれば実際ハマってしまうんだから仕方ありません(^_^;) まさに川井マジック!
アヴァロン オリジナル・サウンドトラック 川井憲次 サントラ クワイアー・オブ・ポーランド エルジビエタ・トワルニッカ メディアファクトリー 2001-01-18 |