ほぼ隔週刊けんじけん

作曲家:川井憲次に関する最新情報を集めている憲次力研究所(けんじけん)のブログです。

オススメの作品 『機動戦士ガンダム00 スペシャルエディションI〜III』

どうも、もうすぐ春ですねえ〜♪ももんがです。


このブログ、実は密かに「私の回は『オススメの曲』で行こう」と心に決めていたのですが、今回どうしてもこれが書きたくなりました。なぜ今かというと、WOWOWの一挙放送(の録画)を見たからです。

説明しよう!
機動戦士ガンダム00 スペシャルエディション』とは
機動戦士ガンダム00』テレビシリーズ全50話を三部作に再編集したもの。
単なる総集編にとどまらず、テレビシリーズとは違った視点から描かれている場面もあり、新作カットの追加、新規アフレコがされいる。

私が今から書くことと合わせて、テレビシリーズを観た人にこそオススメしたい内容ですね。


音楽はと言いますと、映像の再編集に伴って付け直しがされています。再編集されている以上、当然のことではありますが、もともと付けられていた曲とは変わっているのが賛否の分かれるところかもしれません。
なにせ、映像も音楽もいいとこ取り放題です。ココっちゅーところで挿入歌(テレビシリーズ時のオープニング/エンディング曲)が流れるのはご愛嬌?


さて、『00』テレビシリーズの劇伴には「トラック抜き」という手法がよく使われており、それが本作でも使われています。

説明しよう!
「トラック抜き」とは
ピアノ・ストリングス・コーラス等、それぞれ別々に録音された「トラック」を部分的に使う方法。

テレビシリーズ本編を観ているときには、「同じ曲が違った曲に聴こえるなぁ」くらいに思っていたのですが、今回気付いてしまったのです。テレビシリーズの音楽全てをチェックし尽くした男・D-01さんからすると「今更かい!」と思われるかもしれませんが、すみません、今更です。
場面の移り変わりに応じてトラックを調整することで、まるで映像に合わせて作曲したかのように感じられるではありませんか。


例えば本作『I』の1時間13分を過ぎた辺り、ロックオンとアリー・アル・サーシェスとの対決シーン。エレキギターとドラムの効いたハードでロックな感じの『00-RAISER』が使われていますが、【1】モビルスーツ同士の激しい戦闘→【2】傷付いたガンダムで漂うロックオン→【3】ガンダムから離れるロックオン→【4】サーシェスを狙い打つロックオン……。
【1】フルトラックで始まり→【2】ドラムが消えてざわめいた空気がなくなり→【3】キーボードとリズムを刻む静かな調子になって緊迫感が増し→【4】再びストリングスが加わることで動きが出る。
激しいシーンから静かなシーンへと一つの曲で、あたかもそのシーンに合わせて作ったかのように使われているのです。


不思議ですねー、凄いですねー、音響演出の妙ですねー、と何だか音響監督・三間雅文さんへの応援みたいになってきましたけど、川井さんの曲がそんなふうに料理されて使われていることに、私はちょっと感動しました。


そしてもう一つ気付いてしまったのです。エンディングは本作オリジナルの歌モノなのですが、けんじけんの同人誌『俺の妹がこんなに川井ぃわけがない 川井憲次年鑑2010』のD-01さんのレビューによると、『II』『III』では、歌モノは途中でフェードアウトし、川井さんの曲になるらしい!! これはこれはこれはいけませんよー。WOWOWの放送では歌モノだけで終わっていますよー。ブルーレイ、かもーん。