けんじけんブログ

作曲家:川井憲次に関する最新情報を集めている憲次力研究所(けんじけん)のブログです。

映画『ワイルド7』

今回は2011年12月21日より公開される映画『ワイルド7』のご紹介です〜☆


自分は原作の漫画や過去に映像化された作品などは一切知らなくて、この映画で初めて観ました。
ずばり、荒唐無稽なバイク&ガンアクション映画です。


逮捕も裁判もなしに、凶悪犯を処刑する権限を与えられた超法規的警察組織、通称「ワイルド7」。
その存在はトップシークレット(にしちゃブンヤにあっさり嗅ぎつけられてましたが)。
街中でドンパチとか、高速道を隊列組んで走ったりとか。
昔の『西部警察』とかが好きだった人なんか、とくにイケる映画かもしれません。
あまり、細かい部分(バイクとか銃器類のリアルさ)なんかは気にしちゃいけません。
お話の方もわりと大雑把な感じなので、あまり真剣に深く考えずに観るのがオススメです。
意外にラスボスが小物だとかそんなところは気にしちゃ野暮ってもんです。
派手な画面に夢中になるんです。

おそらく米軍のM4系と思われるアサルトライフルを撃ちまくったり、グレネードランチャーぶっ放したり、おいおい確かターゲット以外は殺さないんじゃなかったか? あんなん撃ちまくったら死人が出るぞ、と思わずツッコミたくなる銃撃戦! 単純な男の子(自分)はこんなんでも熱くなれるのです(笑)。

バイクだって、ジャンプしたり建物の中を走り抜けたりしてけっこう頑張ってます。
中でもスズキの隼(170馬力くらいあって300km/h以上出るバイク)で今にもツルっと滑りそうな廊下を走り抜けていくシーンは見事でした。
自分だったら転けます。


そして、要所要所で見せるお約束なシーン。
「ここは俺にまかせて先に行け!」これです、これぞTHEお約束!
ここで流れる川井さんの曲がいい! これがもうたまらない。
7人がびしっと決めて立つシーン(下からパンしていく)に川井さんの曲が流れた時には、思わず目から涎が……(笑)。
音楽とお約束シーンの雰囲気! ここを楽しむのが本作の「醍醐味」でしょう。


ただ、自分は主人公の飛葉にはまったく感情移入出来ませんでした。
いったい何を考えていて何をしたいのかがよくわからない。
なので、自分的主人公は中井貴一さん演じる草波です(自分がオヤジ好きだからというのもある)。


あと、エンディングは川井さんの曲ではない歌が流れます。
いつもならちょっとガッカリなエンディングになるところ、でもこの作品はちょっとしたアイディアで楽しく見せてくれちゃいます。
もう流れている歌とかどうでもいい感じ。
こういうサービス精神みたいなところは好印象。
見終わったあとの後味が悪くない、というのも評価したいポイントです。

自分の、今年観た川井さんが音楽を担当した映画お気に入りランキング第3位となりました。
(ちなみに1位は『葉問』、2位は『葉問2』)

興味を持たれた方はぜひ劇場へ足を運んでみてください♪
そしてよければぜひサントラも!

【鶏】