ほぼ隔週刊けんじけん

作曲家:川井憲次に関する最新情報を集めている憲次力研究所(けんじけん)のブログです。

「川井憲次サウンドトラック・セミナー」レポート!

【作曲家・川井憲次関連について、色々語ってみるブログ/第84回】


10月22日土曜日、東京ドーム近くの尚美ミュージックカレッジ専門学校で行なわれた「川井憲次サウンドトラック・セミナー」に連れだって行って参りました。今回はそのレポートをまとめさせて頂きます。


春日駅出口でメンバーと集合し、会場であるミュージックカレッジへ!


当日は別の方の講演後だったこともあり、我々が会場に入った時には既に半分以上の席が埋まっておりました。
ここで川井さんのいつもの金髪が前方の観客の頭越しに見え(笑)、シンポジウムの始まりとなりました〜♪


【川井さんのお話を簡単に箇条書きにまとめております】

1)仕事の依頼について
「来た順に受けてます。大抵メールか電話、稀に麻雀を打ちながらなんてこともあります(笑)」


2)TVアニメについて
「(『東のエデン』の映像を映しながら)TVアニメでは最初は大抵、映像が無いので絵コンテ、キャラ表等を参考にしての作曲です。音響監督さんより音楽メニューを頂き、それに合わせて作曲していきます」


「一つの楽曲の中ではなるべく転調させないように、テンポを変えないように気をつけたりはしてます」


「作品によってはシナリオが最後まで出来ていない様なものもあります。どの作品とは申しませんが(笑)」


「音楽メニューのニュアンスが掴み切れない場合、曲の終わり方を2種用意したりすることもあります。そこで『ピタッと止まる(カットアウト)』バージョンと、さらにその後『フェードアウト』的なものを付け足して終わる、の『2種』用意しておけば、大抵対応できる、という感じで」


3)アニメ映画について
「(映画『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』の線画映像を流しながら、所々台詞あり)TVアニメに比べると、ある程度作画が進行してから(4割くらい)の作業入りとなるのでイメージがしやすいですね」


4)実写映画について
「(映画『レイン・フォール/雨の牙』の映像を流しながら)実写の場合作曲をする段階にはほぼ全ての映像が見られます。やはり映像があった方が圧倒的に作曲のイメージはしやすいですねぇ(笑)」


(以下、しばらく各種音楽機器の歴史、使用法についての話が続く。しかしオーディオ機器に疎いアタクシは話の半分も理解できず泣く泣く割愛・・・・・・)


「音を絵に合わせるということはよくやりますね、ちょっとこれを見てください。(映画『GANTZ』での田中星人との戦闘開始シーンが流れる、ただし楽曲なし)あ、『GANTZ:PERFECT ANSWER
』DVD、ブルーレイ絶賛発売中ですのでよろしく(笑)。
最初の生の映像には当然楽曲が付いておらず、現場での録音音声だけです。ここへ楽曲を合わせていくわけですが、ではこちらをご覧ください。(今度の映像には楽曲がついている、登場人物達の様々な動きに合わせて楽曲が転調、テンポを変えたり、リズムだけになったり等様々に変化する)」


「台詞とメロが当たらないようにもしますね(映像、登場人物が喋る時には低音のリズムだけになる)」


「作品ごとにキーとなる楽器や音を決めて作っていったりと言うことはよくやります。この『GANTZ』という作品では独特なリズムを基調にする様にしました。私個人的には、ガンツビートと呼んでるんですけどね(笑)」


5)総括
「以上が私の作曲のやり方です。こうした作曲をする上で"一番大事なのは自分でかっこいいと思う感覚を大切にする"という事だと思います」


6)質疑応答
――最も影響を受けた作曲家は?
バート・バカラックですね。あとは『ムーラン・ルージュ』のサントラが原体験でしょうか。先程のお話と被りますが、自分が気持ちいいなと思う物が参考になります」



以上です。技術的なお話の殆どを僕が理解できませんで(汗)、丸々割愛してしまいました。申し訳ありませんでした。アタクシ個人としては非常に楽しめたセミナーでした。ただ、できれば最初のメロディが生まれる時のイメージの膨らませ方とかをもっと聞きたかったかな?と言う気はします。ただコレは所謂インスピレーションのお話で話しづらい部分なのかも知れませんけどね。


以上で「川井憲次サウンドトラック・セミナー」のレポートを終わります。