ほぼ隔週刊けんじけん

作曲家:川井憲次に関する最新情報を集めている憲次力研究所(けんじけん)のブログです。

オススメの作品『塚原卜伝』

【作曲家・川井憲次の楽曲について、色々語ってみるブログ/第82回】


D-01です。
今月よりNHK-BSプレミアムで始まった『塚原卜伝』。
歴史に疎い自分は、塚原卜伝が実在の剣豪であることすら知らなんだ。
「剣豪」といえば真剣勝負。そうなると「バトルサウンドがバンバン流れる!」と思いきや、和風な日常曲もいい味を出している。なかなか音楽的にバランスのいい作品だ。


番組の顔は、やはり勢いのある重厚なオープニングテーマ。
ノリのイイ和太鼓と弾むストリングスが織り成すアンサンブルに胸躍る。
途中でスッと静かに入る女性スキャットがまたイイ。
劇中では、この曲のいくつかのバリエーションが流れるが、どれも「ここぞ」という場面で使われるので、流れる度に「ひゃっほう!」な気分になれる。


ドラマは「剣豪の話」だけあって剣の殺陣が詳細で面白く、スローモーションを多用した独特の緊迫感は川井サウンドによって支えられていると言っても過言ではない。手に汗握る空気の張りを生み出すこのテンションの高さは凄い。勢いだけの曲ではこうはいかない。


和風な作品だけあって、音楽的には和太鼓が要所要所を締めている。
とはいっても、所謂「和太鼓っぽい」お祭りな感じではなく、その楽器の演奏法に拘らない「その音色を抽出する」という手法が川井節の味なのだろうか?
まぁ、あまり楽器に詳しくないので、よく解んないんだけど……(^^;


全7回で基本1話完結っぽいので、もしBSを見られる環境のある人は是非一度見てみて欲しい。
そしてNHKさんにサントラの発売を懇願しよう!


【余談】
卜伝一行が品川から小田原に行く展開に吹いた。
品川は川井さんのスタジオがあり、小田原には川井さんが音楽を手掛けたアニメが上映されている二宮尊徳記念館がある。
まぁ、咄嗟にこんなこと考えるのは、ごくごく一部の川井憲次ファンだけだろうけど。