ほぼ隔週刊けんじけん

作曲家:川井憲次に関する最新情報を集めている憲次力研究所(けんじけん)のブログです。

サウンドトラック『Sound of GANTZ』&『Sound of GANTZ PERFECT ANSWER』

【作曲家・川井憲次の楽曲について、色々語ってみるブログ/第59回】



今回のお題は映画『GANTZ』2部作です。
映画の構成は、前編がほぼ原作に沿ったストーリーで、後編が映画オリジナルの完結を迎えるとのこと。
ここ最近、サウンドトラックCDが発売されない川井さんの映画が多い中、映画の上映と同時にサントラCDを発売してもらえたありがたい作品であり、全編通して川井さんの音楽が堪能出来るようになっております♪
とくに1作目のエンディング曲『RRESURRECTION THE GANTZ FIELD−復活−』がおいしい!
この曲を元にしたと思われる2作目の一曲目『INTO THE GANTZ FIELD』も少し味付けが変えてあって(おそらくトラック抜きVer)これまたいい感じで楽しめます。


今回あまり作品内容には触れませんが、1作目は不条理なGANTZの世界への導入部と、いい感じのエンディング曲が楽しめる映画。
2作目はGANTZ世界を舞台にした戦いとそれに合わせた川井さんの曲がお楽しみポイントでしょうか。


個人的には、2作目の方をもう一回観たいと思います。
アクションシーンと曲のコンビネーションを繰り返し楽しみたいですね。
また、極論ですがこの作品(とくに2作目)に緻密なストーリーであったり、爽快なラストなどを求めるのは野暮です。
作品世界の雰囲気(だけ)、チャンバラ・アクション(1作目は除く)、そして音楽! を楽しむものです。
ちなみにタイトルにあるような「完全な答え」はありません。
自分の感覚的には劇場版『機動戦士ガンダム00』の「来るべき対話」みたいな印象です。
さらに主人公が迎える結末は、映画『仄暗い水の底から』(音楽:川井憲次)を彷彿させるものでした。


あと、GANTZ1作目のエンディング曲は、謎のGANTZ世界の雰囲気とマッチしていてすごくいいのです。
それに対して2作目のエンディング曲は、お話的には腑に落ちないラストなのにもかかわらず爽快に終わったかのような川井さんの曲が流れるので、なんとなく違和感が……。


また、曲単体でも1作目の曲の方が独特の味があっておいしいです。
2作目の方は見事なまでに「エンディングを感じさせる曲」なんですが、それが逆にインパクトを弱くしてしまった印象。
個人的には、けっしてハッピーではないラストの余韻にひたれるような「泣かせる曲」が欲しかったです。


と、以上のように自分は感じたのですが、皆様の目(耳)にはどのように映った(聴こえた)でしょうか?
【風見鶏】