ほぼ隔週刊けんじけん

作曲家:川井憲次に関する最新情報を集めている憲次力研究所(けんじけん)のブログです。

サンサーラ・ナーガ2

【作曲家・川井憲次の楽曲について、色々語ってみるブログ/第49回】


SS@けんじけんです。最近発売されたELISAさんの新アルバム「Lasei」のprologueが評判いいですね。僕も1回目で惹きこまれました。出だしからいきなりかっこよくて、ラストに「Lasei」っていう台詞で終わるところなんか、なんというかNHKドキュメンタリーっぽいかなと思ったり。



とまあ、ここまで書いてさっそくネタが尽きたので、別の話題を。一般に川井さんの音楽といえば、押井監督作品と一緒に思い出される人も多いでしょう。ただ押井監督作品でも知名度がさほど高くない作品もあって、そういう作品のサントラは得てして希少盤となってます。その代表的なものが、以前は『紅い眼鏡』と『Stray Dog』だったのですが近年CDが再販されたので、今はSFCゲーム『サンサーラ・ナーガ2』サントラあたりが人気・希少性ともに最高だと思います。



このゲーム、本編は竜使いの少年の冒険というファンタジーっぽい設定でありながら、立喰いそば屋チェーン「はらたま」があったり、敵か味方か?牛丼仮面まで出てくるあたり、やっぱり押井作品です。(僕もむかし暇な学生時代に結構苦労してクリアしましたが、もう1回は無理です。)



肝心の音楽ですが、ゲーム本編でのサウンドはハードの性能から残念ながら作曲者の本来の意図よりも薄い音楽になってます。逆にいえば、サントラをきくと音楽本来の豪華さや緻密さに驚くことでしょう。また1曲1曲がそれぞれ際立った名曲ぞろいで、明らかに近年の映画やTV作品用の音楽とは異なった作り方をしています。特に全滅シーンで流れる『空中庭園』のピアノソロはその美しさと切なさが圧巻で、一時期僕は『猫体操第二』(映画『紅い眼鏡』より)と『遺留品No.01』(映画『Talking Head』より)と並ぶ川井憲次三大ピアノソナタだ、などと一人で勝手にほくそ笑んでいました。



川井ファンにはぜひ聴いてほしい作品ですね。話のとりとめがなくなってきたのでこのぐらいで失礼します。