ほぼ隔週刊けんじけん

作曲家:川井憲次に関する最新情報を集めている憲次力研究所(けんじけん)のブログです。

オススメの曲 『Gray Lady (Ash)』(Avalon オリジナル・サウンドトラック)

【作曲家・川井憲次の楽曲について、色々語ってみるブログ/第47回】


どうも、宇宙大好きももんがです。
みーら隊長のイート金沢レポが完成するまで、もうしばらくお待ち下さい。


あけましてもうすっかり二月で今更ですが、昨年世間を騒がせた大ニュース(川井さん関連以外)と言えば、小惑星探査機「はやぶさ」ですよね(新幹線ではない)。
自分自身の「はやぶさ」への感情移入っぷりにも、自分で驚きましたが、天文ファンだけでなく一般の人びとの、イスカンダルからヤマトが帰ってきたんかいなと思うほどの熱狂ぶり。そっちにもビックリです。


そんな中、「はやぶさ」を扱ったTV番組の中で『Avalon』の曲が使われているとの情報を耳にしました。『Avalon』からの二次使用というと、『Log off』か? はたまた『Log in』か!? と思ってしまう短絡的なワタクシをお許し下さい。
どこで使われるのかワクワクドキドキしながら録画していた番組を観ると、「はやぶさ」が地球に到着してカプセルを分離する、という最もイイ場面、ある意味クライマックスで『Gray Lady (Ash)』が使われていました。分かりやすく言うと、主人公が犬のご飯を作る場面の曲です(分かりやすいのか?)。


ゆったりとしたテンポで、いくつもの弦が折り重なった穏やかな曲です。静かに流れる時間、という感じでしょうか。名付けて「静かな日常系」。
Avalon』本編では決して哀しい場面ではありません。むしろ嬉々として犬に栄養タップリのご飯を作ってあげているのです。しかし空虚な現実世界を生きている主人公が、そこにだけ活力を取り戻すという部分に、悲哀を感じなくもありません。だからでしょうか、私の分類でいうところの「哀愁漂う系」ほどではありませんが、多少のもの悲しさも含まれています。
その後、犬が居なくなっちゃうことを思うとガッチリ哀しいのですが。


川井憲次コンサート2007 Cinema Symphony」の際、最後の曲にしようと思ったけれど、追悼コンサートみたいになってしまうので却下された、というエピソードを持つ曲です。「はやぶさ」の最後にもふさわしい曲として選ばれたのでしょう。そらもう、号泣もしますわ。


合わせる映像が変わると、日常系が追悼系になってしまう不思議さ。それも劇伴の魅力でしょうか。
韓国映画『南極日誌』でも、監督たっての希望で使われています。


そんな不思議な魅力を持つ『Gray Lady (Ash)』をぜひお楽しみくだちい。