けんじけんブログ

作曲家:川井憲次に関する最新情報を集めている憲次力研究所(けんじけん)のブログです。

川井ファンによる間違いだらけのオーディオ選び ヘッドホン…変?

【作曲家・川井憲次の楽曲について、色々語ってみるブログ/第21回】


「次はヘッドホン編だ!」…と宣言していたのですが、書き始めてから「俺、ヘッドホン嫌いなんだよ」という基本的な事に気付きました。理由はいくつかあるのですが、一番は頭内定位。頭の中で鳴っているという不自然さが嫌。構造的に、またはデジタル処理によりそれを回避しようとしている製品はありますが、まだまだ自然とは言えません。またヘッドホンにはスピーカーよりも低コストで高音質を手に入れられるという利点があります。俗に値段の十倍のスピーカーに相当すると言われます。逆にそこが欠点にもなり、録音の粗が見えてしまうのです。そんな諸刃なヘッドホンですが、それはそれで奥深い世界であり、詳しくは川井さんのインタビューも載っている「新・萌えるヘッドホン読本」を読んだ方が良いかと思います。 (えー)


そんなアンチヘッドホンな私ですが、現状メインシステムがヘッドホンに。AVアンプが不調な為。症状的に無駄に太くて堅い電源ケーブルが抜けてしまっただけだと思うのだけど、あまりに魔窟な為にその確認および復旧が出来ない有様。数年振りにゼンハイザーHD580を引っ張り出し、安いヘッドホンアンプ買ってきてBDレコのアナログ出力と繋いでます。こんなのオーディオマニアの装置じゃないよね。使ってなかったヘッドホン、パッド関係がぼろぼろで、それを付け替えたりアンプを買ったりで2万ほど掛かってるんだけど…。


という事で、前置き終了。(また長いよ!…と怒られるぅ)
機動警察パトレイバー』のTVと新OVAのCDが3セットのCD−BOXとなっての再発売を記念しまして、高音質CDの解説などしてみようかと思います。このBOXは「Blu−specCD」で発売されます。高音質CDには他に『攻殻機動隊2.0』のサントラにも使われた「SHM−CD」、川井作品にはまだありませんが「HQCD」があります。製造のメーカーが違うだけで、3種類共基本的には同じです。ディスク素材の透過率を上げる事により読み取りの際のロスを減らし、音質を改善しようという試みです。『K−PLEASURE』3部作に採用されたSACDの様な別規格(対応機器での再生時にのみ効果が発揮される)という訳ではありません。あくまで既存の通常のCDの規格に則った形での改善で、プレイヤーでの再生時に“だけ”高音質を享受できます。“だけ”を強調したのは何故かと言えば、高音質CDはPCに取り込んでしまったら意味がないからです。読み出しの際の透過率云々はリアルタイムで読み取っている場合には影響がありますが、一度データを取り込んでしまってから再生するPCでの再生やiPodの類での再生には影響がありません。高音質CDとその元となる通常素材のCDをそれぞれリッピングしてデータを比べると完全に一致します。オカルトな話が跋扈するオーディオ業界ですが、流石にデータが同じで音が違うと言い始めると完全にオカルトですので…。


ここ数年続いている高音質CDの流れは、低コストで再発しようというレコード会社の思惑が見え、正直好きではありません。海外アーティストのCDを日本のメーカーがマスタリング段階から手を付ける事は権利的に難しい様です。その為、製造段階での高音質化により再発売してもう一度買わせようとしているのが見えてしまう…。低コストと書きましたが、通常のCDよりも製造コストはかなり高い様です。元の素材はそのまま使えるので、その分が安くなるという意味で、です。前々からけんじけんでもCD出したいと言ってますが、出来る事なら高音質CDで出してみたいとも思いますが、どれほど高いのやら。


高音質CDに対して否定的な事ばかりを書いてしまっている気もしますが、今回のパトのCD−BOXが買う必要がないのかと言えば、否です。高音質CDであるという事に関しては、ここを読んでいる多くの方には意味がないかもしれませんが、それ以前の段階のリマスタリングが効いてくると思います。その上未収録だった曲も収録されるかもしれないとなれば、買わない理由なんてないのですよ!それぞれのCDの最後には川井さんのインタビューも収録されてます。川井さんの音楽を聴いた後は川井さんの美声で締めですよー。もう今すぐ予約なのですよー。


読者コーナー♪
…すいません、ずっとレスしなくてすいません。すいません。>boseさん
ちなみに前回の記事、初期段階だと某B○SE社のスピーカーの悪口書いてたのは秘密です。<関係ない
タンノイのスピーカーというと川井ファン的には『WXIII』が思い出されます。
綿引勝彦さん演じる久住刑事の自宅にあったのがタンノイのスピーカー。
エンクロージャーこそそれっぽく描かれてましたが、同軸のホーンが普通のコーンになってて…。

ジャズならJBL、クラシックならタンノイと言われます。
…クラシックは得意じゃないのですよ、自分(´・ω・`)
と、そんなイメージ先行で正直まともに聴いた事すらない気がします。
自分のイメージ的にはあまりDENONとは合わなさそうな…。
ん〜興味が薄い為にイマイチ何が合うのかビジョンが浮かびませんね…

前回書いた以外の小型の物だとELACのスピーカーとか結構好きです。
金属的な外観なのに、音は意外に金属っぽさがが無くて。
専用スタンドとの組み合わせだとオサレな部屋にも合いそうですし。<俺主観