ほぼ隔週刊けんじけん

作曲家:川井憲次に関する最新情報を集めている憲次力研究所(けんじけん)のブログです。

オススメの曲『暁に鐘は鳴る』(めぞん一刻ミュージックブレンド2)

【作曲家・川井憲次の楽曲について、色々語ってみるブログ/第4回】


D-01っす。
「私と川井サウンドの出会い」でも書いた『めぞん一刻ミュージックブレンド2』の1曲目を飾るのがこの曲だ。
このアルバムは「一刻館の一日を音楽で再現する」というコンセプトで曲順がまとめられている。
朝、昼、夕、夜の四パートから成り、アルバムの最初と最後には同じ鐘のメロディが流れることで、アルバム全体がエンドレスな構成になっている。
(ちなみに後年の『泉野明写真集イメージアルバム「LIVE」』でも同様の手法が用いられている)


アルバムでのポジションも重要な扱いの『暁に鐘は鳴る』だが、本編では更に重要なポジションを担っている。代表的な使用例は『第九十三話 春の予感? ふたりの心は熱いトキメキ』のラストで五代くんと響子さんが結ばれるシーン。これはもう曲との相乗効果で涙なくしては見られない。


あとは三鷹と明日菜が真に理解し合う第八十八話の「魚屋のおじさんが驚いた」シーンでも使用されている。


ちなみに「めぞん一刻 コンプリート・ミュージック・ボックス」に掲載されているキューシートでは第九十四話のラストでも使用されたと書いてあるが、これは間違い。このプロポーズのシーンで使用されたのは、同モチーフのサントラ未収録曲。


それにしても、各キャラクターが心の落としどころを決める重要なシーンの数々でこのモチーフが使われたことを考えると、このメロディは音響監督の斯波重治さんにとっても大切なものだったんだろうな、と思う。


自分にとっても『暁に鐘は鳴る』は「初めて川井サウンドと出会えた」大切な曲。
心が折れそうになったときに癒しと勇気をくれる曲。
だから感謝の意味も込めて、毎年除夜の鐘の替わりに欠かさず聴いる。


「墓まで持って行きたい曲NO.1」それが自分にとっての『暁に鐘は鳴る』だ。